バイブコーディング、すごい。
今作っている stash は、自分で使う分にはだいぶ満足できるところまで来た。AI に「こんな感じ」と伝えて、少し直して、また作る。その繰り返しで、個人ツールとしては十分実用的なものになってきた。
まず自分で使う。
良さそうなら、他の人にも使ってもらう。
この順番で進められるようになったのは、本当に大きいと思う。
さて。
友達にも使ってもらおう。
……ログインが必要だ。
誰が使っているのか。このデータは誰のものなのか。それくらいは管理しないといけない。
ログインがあるなら、アカウント登録と削除も必要になる。
アカウント削除があるなら、手順を説明するヘルプページが欲しい。
ヘルプページがあるなら、問い合わせフォームもあった方がいい。
問い合わせフォームがあるなら、メールを送る仕組みも必要だ。
あれ?
仕事が増えてない?
課金するなら Stripe を入れよう。
……いや、その前に料金体系を決めないといけない。
無料ユーザーはどこまで使えるのか。有料プランはいくらにするのか。保存数で制限するのか、検索回数なのか、それとも別の基準なのか。
サーバーはどうする?
データベースは?
運用コストは?
障害で止まったら?
逆に、うれしい悲鳴だけど、ユーザーが急に増えたらコストはどう変わる?
そうなると、ペイラインも知りたくなる。
何人中何人が課金すると黒字になるんだろう。
でも、そのためには利用状況を見られないと困る。
ユーザー数。
検索回数。
どの機能が使われているか。
分析基盤は何を使う?
どうやって取得する?
どうやって見る?
一つ考えるたびに、次の仕事が自然に生えてくる。
ログインを付けようと思っただけなのに、いつの間にか分析基盤の話をしている。
ここまで来て、ようやく気付いた。
バイブコーディングが速くしたのは、「ソフトウェアを作ること」だった。
「プロダクトを作ること」ではなかった。
でも、これは悪い話ではない。
昔だったら、ここまで考える前に、そもそも個人用ツールが完成していなかった気がする。
今は違う。
まず自分で使う。
良かったら友達にも使ってもらう。
その先に、製品化という無限のお仕事が待っている。
バイブコーディングで終わると思ったか?
残念。
まだ始まったばかりだ。